政治だとか宗教だとかって、「自分は◯◯が好き」と言うだけでなーんとなくその場が胡散臭くなってくるんですよね。


かく言う自分自身が未だにそう感じているわけで、「そう感じちゃうんだから仕方ないじゃん」ということなわけですが、その一方でわれわれの生活は政治の決定に実のところ大きく影響されてるわけです。


そうしたら、やっぱり政治に文句を言いたくなるじゃないですか。


それもまた、自然な気持ちですね。





それでですね。



政治に文句を言いたければ、まず参政権を活用するのが 一番の王道です。


というか、その権利を使わずに文句言ってても、それは新橋のガード下で会社の愚痴をいうサラリーマンと同じで、どんなに正しいことを言ってても全く会社には影響を与えません。


だからって、選挙に行ったところでその一票で何かが変わるなんて実感を持てる人はまずいないだろうし、そもそも


「自分と全く同じ考えで、
自分に都合のいい候補者や政党」


なんてまずないわけで、ほとんどの人が投票所についてもなーんか釈然としない中で自分が投票する人を選んでるんじゃないでしょうか。


「候補者がいないと文句を言うなら、自分が出ろよ」


というのもまた参政権の行使として理に適ってはいます・・・が、今回の衆議院選挙のような国政選挙の場合、選挙区に出るだけで供託金が300万円、政党に所属して比例区にも入るならその倍以上のお金が必要になるわけで、普通の人は到底立候補なんてできません。


先進諸外国がだいたい10万円前後であることを考えると、如何に日本の被選挙権ってやつが使いにくい権利であるかは明らかなわけで、そこは文句言ってもいいとは思うんですが、それも民主的手続きでなければいけないわけで、ここで八方塞がりになってしまいました・・・



では、どうしましょう???



たぶんですね。政治へのそこはかとない不信とかからくるそういった「胡散臭さ」がわれわれを政治から遠ざけてると思うんですよね。


でも、何かを叶えたいと思ったときにそこに政治の影響があるケースは少なくないわけで、影響があるってことはもともと身近にあるはずのものなんですよね。





自分語りになりますが、会社を辞める前から自分の活動の場を自分自身が制限してしまっていることに息苦しさを感じていて(その場に社会的影響力があればあるほど、会社を気にしないといけない気分になる)、逆にその自分の内面にあるブレーキみたいなものを自覚しつつも敢えていろいろと活動の場を広げていました。


そうしたら、自然とそれまで知り合うことなど到底考えられなかった人たちと友人になることができて、好き勝手にイベントやったりしたわけです。


さて、そうやって色んな友人に恵まれて今があるわけですが、あなたはあなたの友人と、政治に限らず、趣味や食べ物の好み、信じている宗教などなどが全て一致してますか?


あるいは全部同じでなければ友人になれないし、それが違うことで喧嘩になりますか?



たぶん、そんなことはないと思います。



そして友人を広げていったら、前回の衆院選、参院選でそれぞれ「あー、この人面白いなぁ」と思う友人が立候補しました。(ちなみに総務省の「異能ベーション」には知り合いが3人w)


そしてこれまた運良く、会社を辞めてフリーランスになってましたので、その身分を活かして応援しておりました。自分の叔父の市議選を除けば人生初の選挙応援です^^。


そして、前回の衆院選で落選した友人が再び東京1区から立候補しています。



その彼とは渡辺徹くん

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(前回の衆院選)



最初に知り合ったときは、「アメリカ留学経験のあるイカツイけど何だか人懐っこいけど兄ちゃん」というイメージで、政治とは縁のない生活を送ってた私には「何だか熱く語るやつだなぁ」くらいに映ってたのですが、聞けば過去に政治家の秘書もやってたとか。


「あー、この人、政治家になりたいんだなぁ」とリアルに感じさせてくれたのは彼が最初かもしれません。


で、知り合ってずいぶん経ってからだったと思うんですが、何と彼は明治天皇の玄孫だって言うんですよ。いやーびっくりしました。


でもって、

  • 何だか縁があって、彼のお母様やお祖母様(最近亡くなられました)にもお会いし、

  • お祖母様のご自宅にまでお伺いし、

  • 彼のいとこの竹田恒泰さんにもお会いし、

  • JOC会長の叔父様が東京オリンピックが決まった投票の前日にはたまたま彼と一緒にいたりして

私自身、これまでにないような経験をいろいろさせていただきました。「自分とは違うなぁ」と思うこともしばしばですが、年を取ってくると「違うものに触れる」ってことがすごく貴重になってくるとひしひしと実感します。



でもしかし。



彼よりは私の方がリベラルな考え方で、政策の一つ一つについて対して一致しているとは思いません。彼は保守を標榜していますので、いわゆる「保守」とは異なる私からすると?と感じることもしばしばあります。


ですが、大事なことは彼と政策が一致してるかじゃなくて、彼とそういう違いについて会話ができるってことだと思うんですよね。


彼を写真で見たらいかにもイカツイし、 動画で見たら何だか暑苦しいくらいの演説をするなぁと思うんですが、私は彼がなかなかチャーミングな照れ笑いをすることも知ってるし、リベラルな意見をぶつけたらぶつけたでそれを受け止めて返答できる度量を持ち合わせていることも知っているので、「考え方が一致しているか」はあまり気にならないわけです。


それが友人じゃありませんか?



てか、「完全に一致している人」がいたら気持ち悪いというか、逆にそれって「一致させられてる」んじゃないかとつっこみたくなりますけどね。



・・・というわけで要するに、この記事は選挙直前に彼を応援してるわけです。


が、ここで言いたいことは彼を知らない皆さんに彼を応援して下さいということじゃなくて、自分の世界を少し広げるだけで自分自身が大きく変わらなくても、自分の環境が大きく変わるよってことなんです。







残念ながら私は東京1区には住んでないし、今回はあちこち飛び回ってて応援にも行けなかったんですが、まぁこうやって自分自身のことを語りつつ、難しい政策どうこうじゃなくて人との繋がりで政治に参加できるよってことを書いてみるだけでも、少しは彼の応援にもなるのかなぁなどと思うわけであります。


それに実際、前回の衆院選では彼のお手伝いをしていて、もちろん大変だったんですが、それでも今にして思えばとても楽しかったし、その楽しい思い出がこんな感じで残ってるんですよね(113万アクセスってすごすぎw)



私の住んでる神奈川17区は典型的な「自民・民主・共産」の3候補しかいない選挙区で、政党の主義主張でこの3つから選ぶのは私には到底ムリです。


なので、ここで書いてる内容に従って自分が話をできそうな人に投票しようかなと思ってます。




最後に、
東京1区にお住まいの方は、
渡辺徹くんに興味を持ってくださいませ。


きっと彼は当選しても
一見尊大に、でも実は人懐っこく
 われわれと接してくれますから^^。