先日のMERSの感染者数予測のエントリですが、その後、私が前提にしていた「病院に隔離されたら感染しなくなる」は、実は「院内感染が大半である」ということがわかり、また韓国保健省の報告数も過去に遡って修正されてました。


んー、グダグダorz


ですが、これは要因となる数値の分析が全然違うというだけで、いわゆる成長曲線のフィッティングとしてはそこまでずれないので、感染者数としては当初の予想通り6月末までにほぼ終息してました。


んー、いい加減orz




ということで、新データを簡単に分析してみます。



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どこまで厳密にやるか迷ったのですが、今回は


  • 患者一人が完治もしくは死亡するまでに他の人に感染させる数を増幅率とする

  • 感染した人は14日後に感染者になる


というざっくりした条件で、増幅率が初期値⇒ゼロに収束するものとし、前回と同じく全患者数に対して隔離されている率をかけたものでシミュレーションしました。


その結果がこちら。


分析結果


このフィッティングによると、


  • 増幅率は最初に患者が見つかった5/21から既に1.0を下回っていた
    ⇒それ以前に(恐らく病院で)感染した人が徐々に発症して増加していった

  • 最終的に187名(現在184名)で終息するだろう
    ⇒既に隔離されている人の中からあと3名出てくるということか?

という感じです。







と言いつつ、既に日本ではもう他のニュースでもちきりになってますし、不安な方はもうあまりいらっしゃらないでしょうね。 



このMERSは実際それほど感染力がなかったみたいで本当によかったわけですが、今後変異しないとも限らないわけで、治療法が出てくることを期待しております。