SXSW期間中で、速報を期待してる方も一人くらいはいたかもしれないのに、こんな暴挙をお許しください。


なんせ、次から次へとお客さんやメディアがいらっしゃるので、ブースを離れられないし、そもそも私はTrade Showというごく一部のExhibitorパスしかないので、速報と言えるほどのものを書くことができないのです・・・



はい、言い訳です。



そんな中、茂木健一郎さんのこんなブログ記事を拝見しました。

【茂木健一郎公式ブログ: ショーンKさんのこと。】
http://lineblog.me/mogikenichiro/archives/1967036.html


日本にしばらくいなかったのでメディアでどういう騒ぎになってるか知らないのですが、これは、「そんなわけないじゃん」と思う人もいるだろう一方で、結構いろんな点で本質をついてると思って、Facebookに書いてるうちにブログ並みの量になってしまったので、ブログにしちゃえ的な感じにしてしまいました。




突然私自身の話になっちゃいますが(経歴詐称ではありません。念のため)フリーランスになったときに一番困ったのが、自己紹介。


これまでは「富○フイルムの網盛です」と相手が知ってる企業や肩書を言えば、そこで何をしているかを話さなくても済んだのが、フリーランスになった途端にそれだけでは胡散臭がられるし、実際その先まで根ほり葉ほり聞かれるようになり、結局説明しないといけない。正直、超面倒臭かったです・・・(--;;;。


ところがこれは実は「説明しないといけない」方がダメなんじゃなくて、「企業名だけで説明しなくても"通じる"」方がいけないんだと思うんですよね。


だって、
実際通じてないから。



つまり、その人の人となりや能力を理解するのに、企業名や肩書は二の次であって、本来はその人自身を自分の目で見て耳で聞いて頭で考えて理解・評価すべきであって、それを放棄してしまったら相手のことを知ることにはならない。

例えばこれがたぶん、仲のいい友人だったら、転職したからって人格が変わったとは思わないわけです。


つまり、企業名をブランドにして相手を信用させてるだけということで、それはそれでブランディングとしてダメなことではないけれど、同時に聞いた側がブランドを鵜呑みにしてるのも問題だと思うわけです。


ブランド(信頼)という言葉の通り、今回は看板に偽りがあったことでショーンKさんのブランド(信頼)が失墜したのはご本人の問題だけれど、視聴者側は、結局そんな怪しげなブランドに迂闊に乗ってしまったのか、それともそういう看板ではない部分に関心を持っていたのか、きちんと自分の頭で考えるよい機会ではないかなと思った次第でした。


そんなわけで、ただ今深夜4時。
こんな時間に起きてるのは資料作成のためなのに、
こんなことをしている私をどうかお許しください・・・
T0T)//†アーメン~