先に白状しましたが、LVCCには行ってません。従って、ディスプレイ系はなーんにも見てません・・・
Day 3も少し自分ネタから。
気軽に「いいよ」って引き受けて後でかなり後悔してたのですが、CESのパネルセッションに登壇してきました。
Day 2のFashion Ware Showと同じく、Living in Digital Timesの主催する
という、何だか仰々しいイベントの一番最初のセッションです。
まず一番悩んだのが服装。
だって、内容がFashionなんですよ・・・orz
でもって、まぁこういうときはe-skinをオチに持ってくるのが一番ってことで、
一番最初の自己紹介で、早々に「暑いねぇ・・・」って言ってステージ上で脱ぎました。
内容はテキスタイル型における"Wearable"という言葉への問いから始まり、どうしても変なものに見えてしまう"Wearable"はFashionに向かうのか、あるいは向かわないのか、という、大局的な話が話題の中心でした。
そして、そこから
のような話へと展開したのですが、
お蔭さまで、普段は英語のパネルセッションは緊張と「自分は次何を言ったらいいんだろう???」しかないのですが、今回は結構ステージ上でも他のパネリストの意見を聞いて楽しめました。
実は初日にも3分ほどの短いLiveに出演したのですが、そっちは緊張して会社の創業年を2011年って言っちゃいました。2015年11月なのに、
やっぱ、英語のライブ系はつらいっす。
・・・というわけで、Day 3 & 4もSandsからお届けします!
仮想力覚(Virtual Force)好きのワタシとしては、これを知らなかったのは全くもって不徳の致すところです。
何がすごいって、このデバイス、持ってるだけで引っ張られてる感覚があるんです。本来、ジェット噴射みたいにモノから外へ力を放出しない限り、内部の振動だけで引っ張られるなんてありえないんですが、それを人間の錯覚を使って仮想的に産み出しているのが仮想力覚。
これまでも、東大の暦本研やNTTなどがやってたのですが、
引っ張られる力が圧倒的に強いんです。
産総研発の新しい原理だそうですが、こいつは
ですよね!
でもほんと、こいつは素晴らしいです。そして繰り返しますが今年のNo.1です。
3. CerevoのTaclim
毎度おなじみ、Cerevoさんから今年はTaclimが一番話題だったんじゃないでしょうか。
これまでありそうでなかった、VRで手足に触覚フィードバックを返すもので、特に足の触覚は面白いです。似たようなのは富士通とKMDのSXSW共同出展でもありましたが、Taclimはもうそれを商品化しちゃったんですね。
そして、
最初にいろんな床素材を歩くんですが、正直その触覚より何より、
うちのe-skinでやるゲームもそうなんですが、身体性を伴うビデオゲームは、実は結構フィットネスなんですよね。
それにしても、Cerevoさんは今年17商品展示してるとかで、どれもハイクオリティ。エレクトロニクスの苦手なうちには本当にうらやましい限りです・・・(T-T)。
4. フランスのClim8とサウジアラビアのセンサー絆創膏
スマートアパレルではフランスベンチャーのClim8 SASが印象的でした。体の部位ごとに温められるシャツ型のヒーターですが、服としての出来がすごくいい。
ヒーターシャツって、結構ごわごわしてるのが多いんですが、ここのやつはかなり着心地がよさそうです。
恐らく導電糸だろうと思うのですが、仮に編んだとして部位ごとの制御が大変ですし、何より絶縁ができません。
想像ではうまーく編みのパターンを作って部位ごとに電極が取れるようにし、絶縁は導電糸そのものを絶縁糸で被覆したのかなぁと思いますが、特にパターンの部分についてはそんなことができるのかもわかりません。
それでもこの服の出来はすごくいいと思います。
さて、Eureka ParkとUniversity Innovationのエリアからうちに近いものをもう一つ。それがIoT絆創膏。
こういう研究がサウジアラビアでもできるようになっているというのが、如何にエレクトロニクスが世界中に広まりつつあるかを物語っているように思います。
トルコのVESTELとか、もう日本のそんじょそこらのメーカよりブースがすごいですからね。
ということで、他にも靴下とか心電服とかはあったのですが、この二つはデザイン的に大変興味深かったです。
5. 忘れてはならない触覚の王道
触覚は決して新しいものではありません。
そしてすごかったのが、LURACO Technologiesのマッサージチェア。
まず最初にあちこちをぐいっと掴まれて、「あー気持ちいい!」ってなるのですが、なんとそれが
そしていざ本番が始まると、これまでのマッサージチェアのようなもみとか叩きとかとは一味違って、
とはなりませんでしたけど、マジであのまま引っ張られてたらやばかったっす。
そして、何よりこれが一番気持ちいい。
とにかくこのマッサージチェア、掴み方が半端ないんですよね。そして、気持ちいいくらい念入りに体をスキャンしてるせいか、「ずれてる感」があまりない。
古い機種で6,000USD、新機種は8,000USD(一説には11,000USD)とのこと。販売はUSのみですが、
って言われました。
実はこの会社のブース、うちの隣だったんですよね。初日から仲良くなって、うちらがブースでくたびれた表情をするたびに「マッサージやりにおいでよ!」という合図を送ってきます。
そして最終日。朝イチは本当に人が少なかったんです。
ということで、私から今年のCESレポートは以上となります。
最後に、短いコメント付きで今回詳しくは紹介しなかった気になる展示をお送りして終わりにしとうございます。
空気のモニタリングをするIoT機器。独自の発電技術で電源が不要。下の箱に謎があるらしいが、太陽光ではないとのこと。
FOVEもありますとも。Eureka Parkではみんな体験してました。
小型プロジェクタを使ったテーブルのタッチパネル化機器。SONYのプロジェクタに似てますね。
噂に聞いてた、LEDで育毛。お世話になる日も・・・。
うちのCFOにしてダンサーの富取さんが、ダンス地獄から抜け出してNidecのお尻触覚フィードバックを楽しんでいる写真。
Seven DreamerはCESでも大人気。
スケボー型のパーソナルモビリティ。ここは体験できなかったけど、もう1か所同じようなデザインで体験できるところがあった。
なんと、水泳でIoT。背泳ぎ以外では頭は水の上にいることが多いので、少しメモリにためれば通信できるとのこと。
今年のCESの協力な助っ人。ゴルファーBrendanと高校教師Cathrineがゲームを楽しむ。
今年の裏人気No.1。北海道アイスクリーム×ハワイのコーン。無償配布でみんな並んでた。
うちのブースのすぐ奥には怪しい世界が・・・睡眠モニタリングらしいけど・・・
うちのCDOにしてMaterial Fantasista沢登くんのお手製タンドリーチキン。これって手料理の範疇なのか?
ごめんなさい・・・
(T-T)
(T-T)
Day 3も少し自分ネタから。
気軽に「いいよ」って引き受けて後でかなり後悔してたのですが、CESのパネルセッションに登壇してきました。
もちろん英語で。
5人中3人がネイティブで。
5人中3人がネイティブで。
Day 2のFashion Ware Showと同じく、Living in Digital Timesの主催する
という、何だか仰々しいイベントの一番最初のセッションです。
私が出るとSummit感はありません・・・
まず一番悩んだのが服装。
だって、内容がFashionなんですよ・・・orz
でもって、まぁこういうときはe-skinをオチに持ってくるのが一番ってことで、
からのぉ
一番最初の自己紹介で、早々に「暑いねぇ・・・」って言ってステージ上で脱ぎました。
ウケタ!
とりあえず、鉄板っす。
内容はテキスタイル型における"Wearable"という言葉への問いから始まり、どうしても変なものに見えてしまう"Wearable"はFashionに向かうのか、あるいは向かわないのか、という、大局的な話が話題の中心でした。
そして、そこから
「Fashion Industryにおいて
Innovationを起こすために、
Small Companyであることの意義は?」
のような話へと展開したのですが、
司会のJenna、
なかなかやりますね。
お蔭さまで、普段は英語のパネルセッションは緊張と「自分は次何を言ったらいいんだろう???」しかないのですが、今回は結構ステージ上でも他のパネリストの意見を聞いて楽しめました。
実は初日にも3分ほどの短いLiveに出演したのですが、そっちは緊張して会社の創業年を2011年って言っちゃいました。2015年11月なのに、
11月が
西暦に侵食する
というミラクル。
やっぱ、英語のライブ系はつらいっす。
・・・というわけで、Day 3 & 4もSandsからお届けします!
1. XYZ Printingのパーソナルモビリティ
3Dプリンタのda Vinciで知られるXYZ Printing。親会社がデカイので、2013年設立にもかかわらずすんごい人がいるらしいです(8500人???)。
でもって、Hover Crosse銀メダリストの私の目を引いたのがこれ。
若干既視感があるのはご愛敬・・・とはいかないか。
見た目の可愛さの割に、重さはずしっときますが(折り畳みタイプで3kgくらいって言ったかな・・・<うろ覚え)、動画を見る限りはそこそこ安定しているように見えました。
タイヤの小ささは気になるんですけどね・・・。
さて、XYZ Printingは他にも心電計測のできるスマートシャツを展示していました。すんごい沢山パッケージが並んでたので、「もう売ってるの?」って聞いたら、「まだ」とのこと。
さすがの組織力と言えるんでしょうね。
ちなみに、
って超人スポーツを紹介しておきました^^。
2. Miraisensの3D Haptics
昨年Haptics系ですんごい楽しかったNidecブース。今年もHapticsてんこ盛りでした。
そんな中でも私の中で今年のCES No.1がNidecのモーターを使ったMiraisensさんの3D Haptics。
3Dプリンタのda Vinciで知られるXYZ Printing。親会社がデカイので、2013年設立にもかかわらずすんごい人がいるらしいです(8500人???)。
でもって、Hover Crosse銀メダリストの私の目を引いたのがこれ。
若干既視感があるのはご愛敬・・・とはいかないか。
見た目の可愛さの割に、重さはずしっときますが(折り畳みタイプで3kgくらいって言ったかな・・・<うろ覚え)、動画を見る限りはそこそこ安定しているように見えました。
タイヤの小ささは気になるんですけどね・・・。
さて、XYZ Printingは他にも心電計測のできるスマートシャツを展示していました。すんごい沢山パッケージが並んでたので、「もう売ってるの?」って聞いたら、「まだ」とのこと。
こんだけ準備できててまだって、
うちはどうなるんだ・・・orz
さすがの組織力と言えるんでしょうね。
ちなみに、
「日本で競技やるから、
参加しなよ!」
って超人スポーツを紹介しておきました^^。
2. Miraisensの3D Haptics
昨年Haptics系ですんごい楽しかったNidecブース。今年もHapticsてんこ盛りでした。
そんな中でも私の中で今年のCES No.1がNidecのモーターを使ったMiraisensさんの3D Haptics。
仮想力覚(Virtual Force)好きのワタシとしては、これを知らなかったのは全くもって不徳の致すところです。
猛省します。
何がすごいって、このデバイス、持ってるだけで引っ張られてる感覚があるんです。本来、ジェット噴射みたいにモノから外へ力を放出しない限り、内部の振動だけで引っ張られるなんてありえないんですが、それを人間の錯覚を使って仮想的に産み出しているのが仮想力覚。
これまでも、東大の暦本研やNTTなどがやってたのですが、
こいつは
ものが違う。
引っ張られる力が圧倒的に強いんです。
産総研発の新しい原理だそうですが、こいつは
VRコントローラーにはうってつけ
ですよね!
わぁ・・・「e-skinのライバル現る!」だなぁ。
でもほんと、こいつは素晴らしいです。そして繰り返しますが今年のNo.1です。
3. CerevoのTaclim
毎度おなじみ、Cerevoさんから今年はTaclimが一番話題だったんじゃないでしょうか。
これまでありそうでなかった、VRで手足に触覚フィードバックを返すもので、特に足の触覚は面白いです。似たようなのは富士通とKMDのSXSW共同出展でもありましたが、Taclimはもうそれを商品化しちゃったんですね。
そして、
触覚は試すべし。
最初にいろんな床素材を歩くんですが、正直その触覚より何より、
必死でパンチしました。
必死でキックしました。
疲れました・・・
うちのe-skinでやるゲームもそうなんですが、身体性を伴うビデオゲームは、実は結構フィットネスなんですよね。
それにしても、Cerevoさんは今年17商品展示してるとかで、どれもハイクオリティ。エレクトロニクスの苦手なうちには本当にうらやましい限りです・・・(T-T)。
4. フランスのClim8とサウジアラビアのセンサー絆創膏
スマートアパレルではフランスベンチャーのClim8 SASが印象的でした。体の部位ごとに温められるシャツ型のヒーターですが、服としての出来がすごくいい。
ヒーターシャツって、結構ごわごわしてるのが多いんですが、ここのやつはかなり着心地がよさそうです。
恐らく導電糸だろうと思うのですが、仮に編んだとして部位ごとの制御が大変ですし、何より絶縁ができません。
想像ではうまーく編みのパターンを作って部位ごとに電極が取れるようにし、絶縁は導電糸そのものを絶縁糸で被覆したのかなぁと思いますが、特にパターンの部分についてはそんなことができるのかもわかりません。
それでもこの服の出来はすごくいいと思います。
販売するの、いつかなぁ・・・
さて、Eureka ParkとUniversity Innovationのエリアからうちに近いものをもう一つ。それがIoT絆創膏。
こいつは傷の化膿を検出するフレキシブルエレクトロニクス基板を市販の絆創膏にスタックさせるというもの。これまで絆創膏だと全部使い捨てだったところを、エレクトロニクス部と消耗品部に分けるというのは、当たり前のようでいて意外と盲点でした。
そしてこれを作ったのが、
そしてこれを作ったのが、
King Abdullah University
of Science & Technology
サウジアラビアです!
こういう研究がサウジアラビアでもできるようになっているというのが、如何にエレクトロニクスが世界中に広まりつつあるかを物語っているように思います。
トルコのVESTELとか、もう日本のそんじょそこらのメーカよりブースがすごいですからね。
ということで、他にも靴下とか心電服とかはあったのですが、この二つはデザイン的に大変興味深かったです。
5. 忘れてはならない触覚の王道
触覚は決して新しいものではありません。
触覚なくして、
マッサージチェアなし!
そしてすごかったのが、LURACO Technologiesのマッサージチェア。
こいつがマジですごい!
まず最初にあちこちをぐいっと掴まれて、「あー気持ちいい!」ってなるのですが、なんとそれが
まだ体のスキャン中・・・
恥かいちゃった(T-T)
恥かいちゃった(T-T)
そしていざ本番が始まると、これまでのマッサージチェアのようなもみとか叩きとかとは一味違って、
足をぐいと掴まれ、
体を両腕の外からぐいと掴まれ、
(えっ!)
引っ張る!
・
・
・
ちぎれる~
引っ張る!
・
・
・
ちぎれる~
とはなりませんでしたけど、マジであのまま引っ張られてたらやばかったっす。
そして、何よりこれが一番気持ちいい。
とにかくこのマッサージチェア、掴み方が半端ないんですよね。そして、気持ちいいくらい念入りに体をスキャンしてるせいか、「ずれてる感」があまりない。
古い機種で6,000USD、新機種は8,000USD(一説には11,000USD)とのこと。販売はUSのみですが、
「日本にも送料こっち負担で送るよ」
って言われました。
実はこの会社のブース、うちの隣だったんですよね。初日から仲良くなって、うちらがブースでくたびれた表情をするたびに「マッサージやりにおいでよ!」という合図を送ってきます。
そして最終日。朝イチは本当に人が少なかったんです。
ということで、私から今年のCESレポートは以上となります。
最後に、短いコメント付きで今回詳しくは紹介しなかった気になる展示をお送りして終わりにしとうございます。
空気のモニタリングをするIoT機器。独自の発電技術で電源が不要。下の箱に謎があるらしいが、太陽光ではないとのこと。
FOVEもありますとも。Eureka Parkではみんな体験してました。
小型プロジェクタを使ったテーブルのタッチパネル化機器。SONYのプロジェクタに似てますね。
噂に聞いてた、LEDで育毛。お世話になる日も・・・。
うちのCFOにしてダンサーの富取さんが、ダンス地獄から抜け出してNidecのお尻触覚フィードバックを楽しんでいる写真。
Seven DreamerはCESでも大人気。
スケボー型のパーソナルモビリティ。ここは体験できなかったけど、もう1か所同じようなデザインで体験できるところがあった。
なんと、水泳でIoT。背泳ぎ以外では頭は水の上にいることが多いので、少しメモリにためれば通信できるとのこと。
今年のCESの協力な助っ人。ゴルファーBrendanと高校教師Cathrineがゲームを楽しむ。
今年の裏人気No.1。北海道アイスクリーム×ハワイのコーン。無償配布でみんな並んでた。
うちのブースのすぐ奥には怪しい世界が・・・睡眠モニタリングらしいけど・・・
うちのCDOにしてMaterial Fantasista沢登くんのお手製タンドリーチキン。これって手料理の範疇なのか?
来年は
今年よりもさらに気合を入れて
お待ち申し上げております!
場所も3年目にしてはいいところ^^